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人生の所感およびプログラミングメモ帳

博士課程に進学するということ

            まだ学位を取得した訳ではないのですが、博士課程に進学して良かった・悪かったことを備忘録的に残したいと思います。

卒業する際には、メモとして研究室wikiに貼って、去りたいなという思いもあるので、その草案としてここに書きます。 また、これはあくまで私個人の主観によるものなので、一般的なものではないことはご了解ください。

論理的に物事を考えること 日々の議論や論文執筆で培うことが出来ます。 知らない人にある事項を説明する能力 これは、会議での発表や日々の輪講などで獲得出来ます。 プログラミング能力 多分入る前とは段違いに成長しています。 ソースコードリーディングなどをやっていれば自ずと身につきます。 英語力 英語は嫌でも読めるようにはなる気がします。 事実、私はTOECIのスコアが100点ぐらい上がりました。 視野の広がり 様々なことに興味を持てるようになりました。 また、客観的に見た時にどうだろうとかんがえることも博士課程で培うことが出来たと思っています。

ネガティブな側面も少しメモします。 年齢 年齢が上がると、日本だと少し就職の幅が狭くなってしまうかもしれません。 もちろん、博士課程の内容がきちんとこなせれば、職もついてきそうですが。 結局、機会自体はどうしても大卒の人と比べると年齢の枠などに引っかかってしまう可能性はあると思います。 同じ境遇の人が少ないので、辛さをシェア出来ない 日本で進学する際には、博士の人が周りにいない環境だと辛いかもしれません。 私も、周りに同じ境遇の人がいなかったため、最初の1年はちょっとつらかったです。 金銭面のつらみ マネタイズが日本で博士をやると出来ない(給料が出ない)ので、私のような奨学金で過ごしている境遇の人は割りとつらいです。

とりあえず、ざっと思いつくところを書いてみました。 また、もう少し突っ込んだ内容を別の記事にでも書きたいと思います。